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おいしさとワクワクの旅に出かけよう

間藤まりの
間藤まりの
INDEX
  1. 週末のプチトリップに出発
  2. 老舗ワイナリーでThe東御ワインに舌鼓
  3. シルクからワインへ道筋を築いた児玉邸
  4. 小腹が空いたらアトリエ・ド・フロマージュ
  5. 歴史と文化とお土産 “道の駅 雷電くるみの里”
  6. 旅の締めくくりは温泉と浅間山

週末のプチトリップに出発

広い空と豊かな自然。太陽を浴びて広がるぶどう畑。
あたたかな陽気に誘われて、ゆるやかに時間が流れる東御市を、ワイン片手にふらり散策。

おいしいものと楽しいことを見つけに出かけましょう♪

 

老舗ワイナリーでThe東御ワインに舌鼓

夢のようなロケーション広がるヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー

大きな空に、まるで絵本の世界のようなハーブと花々、野菜が育つガーデン。

思わず日本にいることを忘れる情景に、深呼吸したくなる澄んだ空気。その昔、オーナーの玉村さんが惚れ込んだという東御らしさを目一杯感じられる環境が整っています。

春から秋と色鮮やかに表情を変える花々は、地元の方が毎日手をかけ、大切に育てているからこその美しさ。ワイン片手にお散歩しながら、あたたかなおもてなしの心にも触れてみてください。

悠々と遠くそびえる山々は北アルプス連峰。眼下には千曲川が、豊かな水を湛えています。

ぶどう畑の広さは、およそ8ヘクタール。メルロー、シャルドネなどの人気種を中心に、20000本以上ののぶどう樹が植えられています。ソーヴィニヨン・ブランやピノ・ノワールなど、それぞれが色づき始める初秋はもちろん、葉が芽吹き始める春、可愛い粒が付き始める夏、それぞれに散策してみてはどうでしょうか。

そうそう。
ヴィラデストに来たら、名物のヤギさんにもご挨拶をお忘れなく。

ひとしきりガーデンとヴィンヤードを楽しんだら、屋内へ。カフェレストランに併設されるショップには、ワインやシードル、蒸留酒などのお酒がずらり勢ぞろい。
お土産やギフト選びがはかどります。

食器や雑貨は、ヴィラデストのオリジナル商品。
オーナーの玉村さんが描く優しく力強いイラストは、どれを選ぼうか迷ってしまう素敵な作品ばかりです。

眼下に靄が広がる朝も、緑が鮮やかな日中もオススメですが、ぜひ一度見ておきたいのがこの夕日。特にカフェレストランの屋内テラス席は、おしゃべりするにも写真を撮るにもうってつけなビューポイントです。

 

こだわりのワインを五感で体感、リュードヴァン

リュードヴァンも、東御ワイン老舗のひとつ。
もともとはりんご畑だった農地をぶどう畑に変え、土地の再生とこだわりワインの醸造に取り組んでいます。

自社農園100%で造られる赤白のワインとスパークリング。シャルドネやピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロなど、店内にはおめかししたワインが勢ぞろい。
巨峰を使ったスパークリングも東御市の巨峰100%で、地元の味を満喫できます。

ランチからカフェまで営業しているレストランは、ワインと料理のマリアージュが楽しめます。

その時採れる地元食材を中心に、ワイナリーならではの美味しい組合せが揃います。ワインは試飲サイズ一杯150円、グラスワイン500円から選ぶことができるので、あれもこれもと飲み過ぎてしまいそう。

店内でも、ヴィンヤードでも、お気に入りのワインをお気に入りの場所で楽しんじゃいましょう。
お食事をすることが決まっている場合は、事前予約していくと安心です。

 

 

シルクからワインへ道筋を築いた児玉邸

趣あふれる庭園でホッとひと息、酔いさまし

国の登録有形文化財に登録されている児玉家住宅(児玉邸)。
畑や竹林を含め、広大な敷地はなんと2000坪。900坪の宅地に12棟の建物が点在しています。

明治初期からは味噌・醤油の醸造を生業としていた児玉家。蔵や馬小屋、蚕室など、昔懐かしい暮らしの面影を残した館内でホッと一休み。少しひんやりとした空気が流れるお座敷は、タイムスリップしたかのような不思議な感覚に浸れます。

所有者の児玉俊一さんは、定年後に東御市に戻って来た千曲川ワインアカデミーの1期生。
「家を守りたくて、ワインを作り始めた」という児玉さん。広大な土地はぶどう畑に、大きな蚕室はワイナリーにとの構想を掲げて、2017年12月には念願のファーストヴィンテージもリリースしています。
ワイナリー・ヴィンヤードとして、文化交流の場として、古民家の活用事例として、様々な面から注目を集めるスポットです。

室内の見学は事前予約制なので、訪れる際にはご注意ください。

 

児玉邸  https://www.city.tomi.nagano.jp/category/bunkazai/130436.html

 

 

小腹が空いたらアトリエ・ド・フロマージュ

土地で作られたワインとチーズは、鉄板のマリアージュ

1982年創業のチーズ工房「アトリエ・ド・フロマージュ」。
本場フランスのコンクールでも受賞歴のある老舗工房です。

明るい店内には、様々な種類のチーズやスイーツがたくさん。カマンベールやブルーチーズ、フレッシュタイプから長期熟成タイプまで、お気に入りを探す楽しみが待っています。

原料となる生乳は、地元の酪農家から届く搾りたて。
暑い時期には、チーズを使ったソフトクリームもおすすめです。

カフェレストラン併設なので、チーズの盛り合わせとワインを持って、気持ちのいいテラス席で乾杯。店内は心地いい音楽と美味しい料理、大きな窓から東御の景色を楽しめるので、四季を通じて立ち寄りたいお店です。

東御で見つける美味しいマリアージュ
ワインでよく使われる“マリアージュ”という言葉は、ワインと料理の相性を指します。マリアージュにはいくつか定石があり、その中のひとつに「産地が同じものを合わせる」というものがあります。そのセオリーにならえば、同じ土地で作られたワインとチーズの相性は“鉄板”と言えそうです。

 

 

歴史と文化とお土産 “道の駅 雷電くるみの里”

東御市と周辺をつなぐランドマーク

浅間サンライン沿いに建つ大きな看板が目印。
夏は登山やハイキング、冬はスキーヤー、スノーボーダーに愛される「湯の丸高原」への入口あたりに位置しており、観光客や地元の人に愛される「道の駅雷電くるみの里」。24時間利用できる大駐車場、休憩室やトイレも完備されているので、旅の途中、気軽に寄ることができます。

目印はこの看板。

敷地内には、地粉の手打ちそば「戌立そば」や「くるみおはぎ」が食べられるお食事処、新鮮農産物がずらりと並ぶ直売所、そして東御市名産のお菓子、お漬物が手に入る特産品コーナーなどが並びます。

BBQの食材調達やちょっとしたお土産購入にもオススメなので、ぜひ利用してみてくださいね。

道の駅の名前の由来は、江戸時代に活躍した東御出身の力士“雷電為右衛門”。
せっかく来たなら見ておきたいのが、併設されている雷電資料館です。

雷電にちなんだ展示品の数々は、まずそのサイズ感にびっくり。


館内以外にも、雷電が軽々持ち上げたという「力石」や、「雷電像」など、道の駅のあちこちにゆかりのものがあります。

タイミングがいいと、可愛らしい顔はめパネルもあるかも・・・?

そして、ここでもやっぱりソフトクリーム。
定番のバニラのほか、巨峰やくるみ、信州りんごといったご当地ソフトが食べられます。普通サイズのほかに「大」サイズがあるのもポイントで、家族や友だちとシェアしながら地元の味を堪能できそうです。

基本情報
名称  道の駅 雷電くるみの里
住所 東御市滋野乙4524-1
電話  0268-63-0963
HP http://www.raidenkurumi.jp/
営業時間 年中無休
食  事/7:00~19:00
ショップ/8:00~19:00

※駐車場・トイレ・休憩所・公衆電話などは、道の駅として24時間ご利用いただけます。

 

 

旅の締めくくりは温泉と浅間山

1日たっぷり、自然と美味しいものを満喫したら、最後はここ。
心癒される田園風景と浅間山のコントラストが魅力のアートヴィレッジ明神館へ。

温度高めで無色透明、しっかりあったまるれる温泉で、1日の疲れをリセット。
千曲川を隔てて市の南側、八重原エリアに建つ施設からは、巡ってきたワイナリーや田沢地区、アトリエ・ド・フロマージュも雷電くるみの里も一望できる贅沢なロケーションが広がります。

温泉がたくさん湧き出る東御市、ほかにも魅力的な温泉がたくさんあるので、お気に入りを見つけてみてくださいね。

東御にきたなら訪れたい日帰り温泉
ワインを楽しんだ帰りに立ち寄れば、ちょっと一息、気分もリフレッシュ!
それぞれ違った源泉を持つ、個性あるオススメの日帰り温泉施設をたっぷりご紹介します。 お気に入りを見つけて癒しの時間をお過ごしください♪

 

ちょうどいい距離、ちょうどいい規模、そしてちょうどいいのんびり加減。
次のお休みはふらりと東御へ、ワインをめぐる素敵な旅に出かけませんか?

writer
間藤まりの
間藤まりの

松本市出身上田市在住。男女2児の母。子育て情報を書いたブログ(現在は閉鎖)をきっかけに、2016年よりフリーライターとして活動。前職、不動産会社勤務の知識を生かした住宅に関連する記事をはじめ、執筆は地域、観光、人がキーワード。誰かの思いに温度をのせて届けるお手伝いが好きです。